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2008年11月

スリランカ通信(15) 人物オーライ??往来!?All right!!

Cyan

ディルさん


 人生の楽しみって何だろう。それは人それぞれ違う。だが、だれもが認める楽しみ、共通の楽しみ、それは「出会い」だと思う。世の中には自分と似たような人物が3人いるといわれるが、ある程度長く生きてくると同じタイプの人に出会う。よく見ると違うのだが、その人を見ていると遠い昔に出会ったあの人を思い出したりする。

 「一期一会」という言葉がある。何度も会っている人物であっても、その時の出会いはその瞬間限りのもの。それはいつも同じものではないから、大切にしようというものだ。海外に暮らしてもそれは同じだ。出会いはいろいろな方角から様々な時を経て、形を変えてやってくる。その瞬間を切り取ってみたいと思った。

 トップバッターはイチロウに匹敵する天才的言語のプレイヤーであるディルさん。

――今日はお忙しいところ、ありがとうございます。
デ「こちらこそ、こんな狭いブログにお招きいただき……少々きゅうくつですわね。」

――早速ですが、理想の男性は…
デ「それはもう、あおちゃんのように、やさしくて思いやりがあって頼りがいのない人ですわ、おほほ。」

――日本語が大変お上手ですが、
デ「あ~ら、そんなことはありません、まだまだです。高校で2年、大学で3年、日本でも3年ほど勉強させていただきましたので、まあ、人並みにはなってきたかとなあ、と。」

――子どものころはどんなお子さんでしたか。
デ「みんなからできる子と思われていて、そのイメージを守るために努力してきたというか、でも、もともと明るい性格だったと思いますので…。」

――その頃の夢は
デ「お医者さんになりたかったんです。困っている人を助けるような仕事をしたかったんですけど、でも、理科系がそこまで行かなくて、あきらめました。」

――日本語を学び始めたきっかけは
デ「高校の頃から言語に興味があっていくつか試みました。フランス語や中国語も勉強しました。でも、日本語が一番、親しみがもてたんです。」

――ご結婚なさっていますか。
デ「まあ、答えにくい質問ですこと。まだです、と言えば、殿方にもてないみたいですし、してます、と言えば恋のキューピットが逃げていきますし…、どうしましょう、困りましたわ。」

――???(気を取り直して)趣味とか特別に関心を持っていることはありますか。
デ「歌を聴くことです。特にシンハラ語の歌。やはり、意味が分かることが一番ですから。それと、やっぱり、教えることが好きですから、暇があるとそのことばかり考えていますね。」

――自分は何か他の人と違うなあと思うことがありますか。
デ「ええ、そうですねえ、なんというかなあ、いやな人と上手に付き合えないというか、話が合わない人とはだめですねえ。結構、みなさん、うまくやっているんでしょうけど、わたしはだめですね。」

――今、大切に思っていることは何ですか。
デ「学位です。日本の学位をとりたい。それと、やはり、教えること。学生に役立つものを上手に教えたいです。」

(インタビューを終えて)
ディルさんはケラニア大学の主任講師であり、名古屋大学の博士後期課程に在籍する院生でもある。明るくはきはきした性格は周りの教員や学生から親しまれ、頼りにされている。日本人の機微をも理解する日本語の達人でもある。彼女のリーダーシップにより学生たちは生き生きしていると周囲の評価も高い。彼女のような存在がスリランカの日本語教育を支えていく限り、将来は安心である。一日も早く学位を取り、日本語教育に専念できる日を心よりお待ち申し上げたい。

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